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第2種金融商品取引業・助言代理業登録の実際

第2種金融商品取引業、投資助言・代理業につき、実際の登録を行う際、東京であれば東京財務事務所、関西であれば近畿財務局等と折衝を行うことになります。いきなり申請書を提出するわけではなく、行政庁と事前のMTGを繰り返すことになります。

事前MTGの主な内容としては、以下のとおりです。

・社内の機関設計

・第2種、助言等の金融商品取引業への参入目的

・経営計画、収支計画(いわゆる損益計算書です)

・業務の方法

勧誘をどのように行うか 顧客層  助言の分析方法(助言業の場合)

組織体制については、

帳簿等の作成、ディスクロージャー、顧客管理、研修体制、苦情処理等につき

それぞれどの部門が担当するか、また、特に、苦情処理、顧客管理、内部監査等

自社にては、具体的にどのような態勢をとるのかは重要なところです。

契約締結前交付書面・契約締結時交付書面を求められるケースもあります。

・法令遵守態勢をどのように行うか

・勧誘、説明態勢をどのように行うか

・利益相反などの弊害防止措置をどうするか

 

・業務方法書

・役職員の履歴書

(知識・経験を見ていきます)

・組織体制図

・スキーム図等

を勘案しながら、詳細を詰めていきます。

その際、別途自社の社内規程を求められたり、その時々に合わせて様々な書類の提出を求められます。

公的な書類として、住民票、身分証明書、登記されていないことの証明書も求められます。

実際の作業は中々に時間がかかると思われます。初めて方がご自身で申請を行う際、実際の申請レベルに達するまで、6ヶ月以上かかることもありえるようです。実際申請してから行政庁内部の審査を経て基本的には2ヶ月後に登録となりますから、申請まで半年かかるとなると着手から登録完了まで8ヶ月かかるケースもありえることになります。

当職は多数の登録申請の実績を積むことも出来、ケースにもよるのですが、申請まで約2か月のケースもございます。

 


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